お仕事不定期コラム
「現場な出来事」
家業の設計士をやりながら日々交々あった出来事をツラツラとしたためております

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石も貼ります                   

時間はPM10:00、現場は某百貨店池袋店1F 化粧品コーナー

引き渡しは明日朝7:00

もちろん徹夜決定現場

なんせ百貨店仕事、前の日の閉店後撤去開始

一日休店日を挟んで次の日 朝10時に改装OPEN

商品陳列があるから実質30時間ぐらい

とにかく時間が勝負

現場は全部で12のショップが工事に入る為

まるで霧煙る箱根の朝に地下鉄のごう音が響き当たり

魚河岸のおっさん怒鳴りながら駆け回ってるそんな楽し気な

感じです。

しかも私が担当したshopは新ブランドの初出店

おまけにカウンターに大理石なんか使った物だから
(この大理石がなかなかよくって随分探しました)

職人さんは神経ピリピリ、現場での貼り込みやし

固定の時間も掛かるしガンバレオッチャン

今の所問題ないで、よっしやこのカウンターはOKや

あと9時間やなんとかあと2台たのむで

なんて思いながらクライアントの担当と話しをしていると

   なにしとんじゃオマエ

その声の出所を見るとウチの職人さんとスーツを着たおっさんが4、5人

    石に手ついてどこのモンじゃ!

    ずれることぐらいわからんのか

    お前がなおせよ 今すぐなおせよ

    おまえがわるいんやからな

            

オッチャン、ピリピリしすぎて

メッチャこどものケンカ

   

ちょと可哀想なのは視察にきていた百貨店の偉いさん、部下の前で

子供みたいにめっちゃおこられて、でもまぁしゃーないはな

触ったほうがわるいんやから

視察する方々え

現場ではイランことはしないように

現場の営業の人間がハラハラしますので

    

   <ちなみに>

大理石は様々な種類がありますが1平米1 万前半から3万ぐらいであります。

大きさは400角が大体標準で

最近は住宅サイズに300角のものも多く有ります、

また厚さは1cm・1.3cmが多いですが最近では0.7cmの物も有ります

砂岩系のものは素足にやさしいですし暖かみがあります、少し弱いですけど

住宅の床に使ってもいけると思います。

また石は吸水性があり染まりますから必ず防水・防汚処理をしてください

特にインク・鉄サビ・油類には注意です。

石を選ぶ時は必ず大きい現物を見て下さい、模様のバラツキがありますから

また表面の仕上げも本磨き・水磨き・バーナーと種類が有りますので

これも現物確認して下さい。

(バーナーは表面がでこぼこしています 防滑性が高い)

株式会社アドヴァンさんのショールームはなかなか使えます

  http://www.advan.co.jp/

      

なんとかしないとね                   

人間、イヤな出来事や、ツライ事を見ると取りあえず、それを見ないようにしますね。

オープンの2日前、もう商品も全て並び店内は店の関係者で溢れていましたそして、そこに2m40×2m70の網入りがラスが入ってきたのです。(遅すぎ)

区画の関係から延焼を防ぐ為、網入りのガラスが必要なのです(いわゆる乙種防火用)
(ビルのウィンドなので黒い線が縦にあったり、交差していたりするでしょアレです)

オッサンが4人でガラスをもってきて(ガラスは垂直にたて吸盤付きの把手で運びます)
サッシュフレームの前に置いた時、   なにげにガツッンと音がして

  オッサン4人、私の関係者3人、店の関係者4人、

  首だけをガラスにむけて口を2cmほど開け、かすかに  ・アッ・・・

お約束のようにガラスには12CMほど下端からヒビが入ったのです
そして私も含めて7人の関係者は首を元の位置に戻し何ごとも無いように
話しや作業を始めました(なんでや)

・・どうしょう、銅賞、どうしょ、どうしょう、どうしょうおしょう、エ・和尚

世間話しをしていても、和尚が頭の中を駆け巡っています

そうしている内に後ろの方から どっこいしょ、とりあえずなこれでと・・・

オッサンとりあえずテ、はめたんかい、

しかも3cmほどヒビが出てるし、おまけに店員さんがガムテープをはろうとしてるし
(ありがとう店員さん、でもね膏薬はるんじゃないから、明後日オープンでしょ)

結局、店が吉祥寺にあったので近くにメーカーの工場に連絡し
速効で入れ替えとなりました
ちなみにガラスは基本的に特注と考えます、ようは必要なサイズに切るわけです
だから網入りはちと面倒(現場で加工出来ないから)

で、見ぬ振りをした時みなさん何を考えていたのでしょう

先方の偉いさんの変型した顔が浮かんだ・・・1名、オープンのサインで隠そうと考えた・・・1名

工事の人が何ごとも無かったようにどうにかする、当たり前やん・・・4名

取りあえず嵌ったし、ええやろ・・・・4名

和尚の事が頭に浮かんでしまった・・・・・1名

教訓  見てみぬ振りしても、なんとかする

 <ちなみに>
店鋪でよくつかわれているのは強化ガラスで
普通の板ガラスより3〜5倍衝撃に強く
割れても鋭利な刃物状になりません
安全のためのガラスの指針が策定されていますので
住宅でも選定の一つにして下さい。
また最近住宅でエネルギー高率を高めるためにもペアガラスが
多く使われています。(既存のサッシュにも使える物もあります)

壁は叩きます、床は蹴ります・・だから            

最近、OPENし巷でちょいと有名になっている

カップルで来るのに、ちょいステキなバーなんかに

5人の学生なんか単なるニィチャンなのか訳の解らん風体の

集団が入ってきて。

いきなり、その集団が靴で床を何度も蹴り、拳で壁をどんどんたたいたり

そして、異様にキョロキョロしたりしても

キチ イの集団でも新手の表現主義者でも有りません

彼等はきっと内装設計屋さんもしくはインテリアデザイナー

などと言っている心やさしくちょっと、おバカな人たちです。

その証拠に、ほら耳をすませると

「なんや、この床Pタイルか下地けちってコンコン鳴るのは・・・」

「PBに吹きつけか、この壁の仕上げABCの商品だっけ・・・」

「ウーン  坪 25くらい・・・」



 いいかげんにやめんか、テーブルの下を覗くのはー!

    アホです、迷惑です、   まるで10数年前の私の姿です

でもね、暖かく見守ってやって下さい、
もしあなたの彼氏、彼女がこんな業界に足を突っ込んで
デート中、訳の解らん行動にでても
(例えば照明の笠をとって電球をみても、洋服のハンガーを揺らしてブツブツ言っても
 ニターと笑いながら木目の壁を撫でても、マネキンの胴体をはずしても)

すべては神の思し召し、もしくはヒヨドリでも憑いていると諦めて下さい。

 私の知る限りではこんな事したり、空想したり、本にのめりこんだり
 いたいめにあったり、徹夜したり、目の前が真っ暗になったり
 地球のウラ側までいったり、酒のんでゲロを3Mとばしたり

そんな色々な事をして、やがてりっぱな詐欺し・・いやそのデザイナーになる ハズです。

 だから壁をドンドンたたいて気がすむならドンドンしてくて

 

           俺のいない所で(注意)

   

   だから、デザインの参考にするのでといって

   鉄のプレートを剥がすのは止めなさい

      重いし、犯罪やから、ネ・・・・上田君(仮)

  <ちなみに>

Pタイルとはビニル床タイルの俗称で商品名です、これは
3mm程度の物で無地、木目、石目、等があり
最近では大分表現が豊かになっています
コストもやすく、メンテも楽なので多くの場所で使用されているので
ほとんど全ての人がその上を歩いています。

PBはプラスターボードの略で防火性に優れ、扱いやすい壁の下地です
これにクロスを貼ったり、塗料を吹き付けたりします、まぁ壁自体
と考えて下さい。(住宅にも多く使われています)
Pタイルと同じで多く使われています、ただ衝撃に弱く足で蹴ると
簡単に穴が開きます、ホラ教室とかでも穴あいてるでしょ
それに
大切なことはPBにはクギやビスが効きません
だから重い物や振動が加わるものは必ず専用のボードビス(ホームセンターに有り)
か下地の木か軽鉄(木の柱の変わり)にビスを打ち込んで下さい。

素直に驚いた事2  at台湾                   

で、台湾話しの続き

今はどうだか知りませんが(昔の話しですみません)

私がちょくちょく行かせて頂いていた時は
足場がまだ丸太(竹?)でしたね(もちろん一部ね)
9Fぐらいでも丸太で足場組んで、しかもシートがなく
コンクリートが丸見えで雨なんか降っていたら
まるで廃虚。
恐ーんだこれがスラブと柱だけの建物が建っているだけで
しかもさ全然、、外壁とか窓サッシュができてないの、で吹きさらし

こういうの見ると単一の工事しかしていないのかと思います。

工程表まさか真直ぐな線だけで出来てたりしてね
(普通は色々な工事が同時平行で進めるので(工期を縮める為)木の枝だみたいな工程表になります、
ちなみにその他の物もありますが詳しくは秘密)

そう、だから、建築の工期がどんどん伸びるってか! え、徐さん(仮名)

言葉使いが悪くなるのは自分達内装の工期がなくなるからです、

え、工期は縮まらない!
これぞ台湾醍醐味、OPEN

             半年延期、

                御見事!

      そんな建築のなか内装工事は度胸一本すべて現場仕上げ
(風塵爆発、シンナー引火、溶接も飛びます、とびます)

話し変わって(ついてきていますか?)

なんで什器(カウンターや陳列台の事)まで
現場製作なんや汚れるし精度わるいやろーーーー
工場で作れよ!

徐さん(仮名)いわく

   彼等は自社工場なんか持っていません(キッパリ、ポッキリ)

   というか、それが普通らしいです  by台湾通

  こんな光景はじめてみました その2

4Fの建物全面階層工事において下の階から順番に

1F) 材料置き場、天井下地のみ仕上げり

2F) 什器の骨組みにて放置、照明開口のみ、壁下地のみ

3F) 照明埋め込み、壁クロス貼り、什器仕上げ無し

4F) 見事に全て完成

まるで建物全体が『特番・一挙公開内装完了まで全て見せます』
てな感じで向かいの道から見せてくれます、
この風景は以外と微笑ましくて、エエもん見せてもらいました。

台湾それはある意味男らしいとも言える   でも恐い。

<ちなみに、日本では現場でする仕事は成るべく少なくします

 もちろん綺麗に確実に仕上げる為ですが、施工時間を短くする為でも有ります

 その為現場着工までに1月ぐらいあると物事が綺麗に運びます(内装の場合)

 もちろん変更無しでね。>

素直に驚いた事                    

そう、あれは暑い暑い初夏のなか

百貨店の現場にいった時でした。

元ボーリング場のあった建物を改装して6フロアの百貨店にする計画で
売り場のゾーニングプランとイメージコンセプトを纏めたものをたずさえて、
建築工事のすすむ現場にのりこんだときでした、始めて見ましたあんなもの

1Fをはいってすぐ我々の頭上にはポッカリと空いた穴、
そう吹き抜けを作っているのです本当に、だってそこにはハリがあるはずなのに

こちらで計画していた図面にはハリが実線であり同時に吹き抜けの
穴も描かれていたのです、まぁハリを残すのであろうということで
すすめていました。

案の定というか目線を少し前にするとがたがたにくずれたハリがあったのです
しかも

鉄筋の中、数本の竹がむきだしてブョンブョンしているのです、ブョブョと

なんぼ建築の人間でないにしろ竹が鉄筋の変わりにはならない事は知っています

・・・なりませんよね絶対・・・・・

おまけにその横では独立壁をレンガとセメントだけでたてているのです


きっと地震ないんですよ、(そんな、問題でも無い)
ほらカリフォルニアなんか地震ないから鉄骨小さいらしいからね
なんて、ぼーと見ながら話していたら

 
 笑いながら 
 地震ありますよ by通訳兼現地デザイン会社 徐さん

そう台湾の地元百貨店のお仕事なのです

10数年間この仕事をしてきて一番おどろいた事の1つです
それにしてもブョンブョンだからな

もう6年ぐらい昔の話しですけどまだあの百貨店やっているんかな
でもブョンブョンやったしなー(ひつこい)

あの時の台湾はスゴカッタです、現在は随分かわったと思いますが
なんか、すごいエネルギーというかみんな前だけをみている感じがして
食べ物も仕事も女の子もたのしかったです、ハイ

<ちなみに>

ハリとは天井に付いている横向きの柱みたいな物で床を支えています
建物はおもに柱とこのハリによって組み立てられています
もちろん厳密な規則があってコンクリートの中の鉄筋の数やその間隔また太さなど
は建築法で定められています。
またコンクリートの成分も水の量、骨材(中に入っている石)のサイズなど
決まっており、異物がはいっているのは論外です。

でも、あれは竹にみえたけどなアー

 照明は大事です                

お店のインテリアも部屋のインテリアも、照明とレイアウトを
変えると結構変わってくれます、大事なのはどう強弱をつけるか
どう動きやすいか、どう場面を作るか、がポイント

照明には色温度てなもんがありましてね
0000K(ケルビン)とかあって数字が大き方が青白くあざやかになり、低い方が赤く
暖かな色になります,その他にも蛍光灯なら白色たら、温白色とかの表示が有ります
まァそんな標記のことはどうでもいいんですが

結構巷にでまわっているので
空間を暖かくしたいとか、白く爽やかにみせたいとか
長もちさせたいとか、店の人に聞いてみて下さい(ワット数は必須)
普通の部屋でも印象がかわりますぜ旦那

ほんとはね気に入ったスタンドランプや卓上ランプを使うとガラとかわりますよ
ヨーロッパに行くと良い感じランプが普通の店でいっぱいありますけどね使えないし
買いにいけないし    
ロウソクという手もありますが、それはまた別の話

でスーパーでのお話し
大きな声でいえないんですけど、間違えたんですね時間がなかったから
電気設備の担当がね確認とらないでつけたんですね、しかも
どうしたものか店の半分だけねケルビン数の低い品番になっていたのです。

照明つけると、店ね半分赤いの、半分日焼けサロンなの

店ねだいぶ広くて、それもね照明の高さ3700のペンダント(天井からブラ下がっている)

笑っちゃいけないけど、でっかい日焼けサロンでした。

みなさん同じように見える蛍光灯でもちゃんと納品の時末尾まで確認しましょう

あ、それに照明が暗くなってきれた時はその種類の照明はすべて交換しましょう
店長さん、まだらになりますよ

<ちなみに>

色温度のイメージとして

2000kは日出、日入りの太陽
快晴の青空は10.000k、曇天は6500k
蛍光灯は白色タイプで4000k、温白で3500k
いわゆる普通球(白熱球)で2700k
ロウソクで1900kです
店や商品イメージがクラシックやナチュラルなものならケルビン数の低い
照明にすれば赤く暖かいものになります
もちろん照度(ルクス)も関連します
たとえば2800Kでは70ルクスから300ルクスがグット
5000kでは400ルクス以上が良い様です

展示会にて                     

 ほら、よく大きなホールやコンペジションセンターなどで開かれている
展示会、見本市、イベントとか見に行かれた事あります?

おおきい所ではモーターショー、小さいところでは地場産業物産展とかです
で、私がデザインするのは個々のブースも(例えば富士通ブースとか=昔コンペで負けました)
もちろん会場全体のプランもやります
大きなイベントならいいのですが、所謂展示会となると例えば3600×2700の箱を
何個(何社)入れるかが勝負になってきます。
(一箱が1ブースで3m60cm ×2m70cmなどのサイズになっています)

で、この手の展示会や見本市の全体計画をしていると、その業界の勢いが
よーく解ります。ブースが減る、それ自体がなくなる、予算が半分になるetc
景気が良いと1ブースが単純にでっかい、環境演出が多彩など実に解りやすい。

展示会、見本市のお金が掛かっているかどうか
それは、通路に引いてあるカーペットの分量で解ります、ハイ

所謂、就職に関するイベントなんて毎年、出展する
企業がへってきていますしね
どこも人を雇っている場合じゃないんでしょうね
計画をしていても寒い平面図になるわけですよ、
それでもね、わざと狭い導線(通路)作ったり、広場作ったり
回遊性を高めるためそれなりに結構考えたりするんですよ
しかも、出展する企業の数がコロコロコロコロコロ・・え、今何回転てな、ぐらいに変わります。

んで、書いてる図面がプランが10枚め、一体何枚書くの?

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コレッテ、いちplanなんぼにならんかね、   
                       
イヤーそれは無理ですね
まア、そしたら  こう修正をまとめてするというのは、どうかのう?
                       イヤーそれは無理ですね
うーほんじゃ取りあえず修正は一日一回までにするのは、どうかの
                       いあーそれは無理ですね
それじゃ、舟にライトつけていくのはどうかの
                       イアーそれはイカですね(ごめん)
で担当者と阿呆な話しをしていると
ファックスがくるわけですよ 
なんか、こう私は何も悪く有りません、すこし
幸薄いだけです、なんてペラペラしながら

『出展者が少ない為、別ホールでの開催となります』


時間ないやん、会場の形全然違うやん、サインの大きさも変わるやん、発注してるやん、

これ、森が悪いの、それとも宮沢、速水、やっぱしフリー ソンの陰謀?
父上、景気が悪いと会場の形も変わるんですね。